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山下寛人オフィシャルブログ

オイシックス株式会社 執行役員 システム本部長 山下寛人の公式ブログです。

今後のネイティブアプリ技術動向

スマホの技術は今後どうなっていくか。

スマホが普及し始めた頃はブラウザかネイティブアプリどっちが伸びるか注目されていました。このへんはゲーム業界の動向を見るとわかりやすいです。一番早く動くので。ブラウザベースだとガラケー時代からのグリー、モバゲー。ネイティブアプリはいろんなプレイヤーが群雄割拠していました。技術的にはネイティブアプリは一番気持ち良い動きが実現できる一方開発コストが高い。ブラウザでもHTML5でだいぶ表現力が上がっていてネイティブアプリにどんどん近くなっている。ネイティブアプリは必要なくなるのではないか。

これに白黒つけたのがパズドラです。パズドラが驚異的な成功を収める一方グリー、モバゲーはどんどん落ちていきました。その後コロプラがヒットを出したりモンストが出たりしました。完全に流れはネイティブアプリになりました。やっぱりスマホはネイティブアプリだと。

オイシックスでも同じような流れがありました。スマホサイトの使い心地をよくしようとして最初はHTML5を駆使してやろうとしましたがいろいろうまくいきませんでした。どうしてもスムーズな動きにならずガクガクしてしまってそこを何とかしようといろいろやっているとネイティブアプリよりコストがかかってしまう感じがしました。しかも結果やっぱりガクガクします。ローカルストレージは非SSLSSLでデータが共有できず苦労しました。やっぱり本当にサクサク使い心地を良くするにはネイティブアプリではないかと考えるに至りました。

いったんはネイティブアプリに流れが傾きましたがネイティブアプリにはいろいろデメリットがあることが見えてきました。業界全体的に。まず集客ができない。プロモーションするにはやっぱりブラウザでやるしかありません。また運用も大変です。ブラウザ、iphoneandroidタブレットといろいろなクライアントがあるとそれぞれ機能拡張するとコストがかかります。そうなるとなるべくサーバーサイドでできることはサーバーサイドに寄せよう、ということになってきます。頻繁に更新するのも難しいです。特にiphoneはアップルの審査がいちいちあります。タイムリーにコンテンツを更新するとしたらやっぱりサーバーになるべくコンテンツを持たせてネットワーク経由で取りに行くとかwebviewを多用することになります。

androidのアプリはブラウザでページリフレッシュしないで全部JavaScriptで作ってアプリは中にwebviewだけがあるようにするものも出てきているようです。こういうのはSingle Page Applicationと呼ばれています。iphoneの場合はこういうwebviewだけのアプリは審査でNGになるようですが。

スマホ本体の性能も上がっていきブラウザの機能も上がっていくと今後はやっぱりサーバーサイドの比重が上がっていっていずれインストール不要なブラウザに回帰していくかもしれません。