山下寛人オフィシャルブログ

オイシックス株式会社 執行役員 システム本部長 山下寛人の公式ブログです。

メインフレームのエミュレータ

実は私前職がIBMでして、メインフレームをやっておりました。

2年間ほど、10年ちょっと前のことです。

当時からPCの性能がどんどん上がっていたので100万の

PCサーバーと同じくらいのスペックで億単位になる

メインフレームはどうなんだろうと思っていました。

とはいえそう簡単にLinuxWindowsマイグレーション

できるわけでもない。

となると、いくつか方向性が考えられると思っていました。

1つはオープンOS上でCOBOLなどのプログラムを動かせるように

する。

もう1つはIAアークテクチャで動くメインフレームOSを作る。

もう1つはエミュレータでPCサーバー上でメインフレーム

動かすというやり方です。

そんな、メインフレームエミュレータですが、今はあるんですね。

Windowsでメインフレーム(MVS)を動かす


私たちよりもさらに10年20年上の世代だとメインフレームの技術を

身につけるのはなかなかできないことだったそうです。

まず、機械が極めて高価でそうそう触る機会がない。

紙で勉強して、どこかの顧客でメインフレームを導入する数少ない

チャンスにここぞとばかりに何回もインストール・コンフィギュレーション

経験を積む。

コンピュータも今よりずっと遅いのでオープンリールのテープから

インストールするのに1日かかったそうです。

失敗してOSが起動できなくなったらテープからのインストールを

やり直し。

そのため作業の前にみっちり手順書を作り、経験のある先輩が

みっちりレビューして失敗ないよう綿密に準備します。

今時の技術者はこういう綿密さを持っている人はなかなか少ない

ように思います。

でも大規模システムではやっぱりこういうスキルは必要だと

思います。